薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)に関する 医薬品の相互作用は動態学的なものと薬理学的なものとに分けられます。前者は吸収、代謝による薬物濃度とのかかわりによるものであり、後者は受容体の感受性、薬理作用が変化する相互作用です。
添付文書情報を根拠とした、薬物相互作用チェックデータ
薬物代謝酵素P450(CYP)は代謝に関わること、薬物自体の構造が変化することによる薬理作用の発現、減衰に関わることから、古くから研究が進められ、医薬品添付文書にも反映されるようになりました。 薬剤師はこうした情報に基づいて懸念される相互作用を念頭にして患者に接することが求められていると考えます。しかしながら、医療現場において日々追加される膨大な情報を整理統合して業務を遂行することは大きな負担ともなっていると思います。
そこでIT技術を駆使して薬剤師の業務を支援することが期待されます。今回、メディファームが提供しているCYPに関係する相互作用データテーブルは相互作用を推測するために、改定される添付文書情報に追随して、CYPに関する記述を抜き出し、これをメンテナンスしていくしくみを確立いたしました。
今後、複数の薬物の実際の投与によってどのような具体的な相互作用が発現するのかについては、臨床試験および医療現場での観察(市販後調査)によって、研究が進められるべき点が多くあると考えます。そして、このような研究は薬剤師により主導され発展すべきであると期待いたします。そうしたとき、このデータは患者をウォッチングするための基礎データとして重要なものであると考えます。
CYP含相互作用チェック
CYP薬物関係テーブル(抜粋)
CYP薬物関係テーブル(カラー)